ペンを回す梟

fukrou in JEB 主にペン回し

普段意識している「第一印象」とそのポイント

こんにちは、fukrouです。

今回はとある説を唱えながら私が普段意識していることを書いていこうかと思います。

 (あくまで私fukrouの個人的な考えですのであくまで参考までに)

 

・ペン回し 第一印象でほぼ決まる説

まず第一印象とは何なのか

 の解説

物事や人に接したとき、最初に受けた感じ。「第一印象が悪い」

 そして第一印象はどのくらいの秒数で決まるのかを調べてみると、0.2~15秒だそうです。ペン回しの動画を一回見れば第一印象は決まりそうですね。

つまり、ポイントを押さえて良い第一印象を植え付けられれば、一回動画を見ただけで上手いと思わせることができるということです。

 

では次にいい第一印象を勝ち取るにはどうしたらいいのでしょうか?

私が気にしているポイントは大きく分けて

・環境

・完成度

・構成

の三つです。例を見ながら解説していきます。

 

 

・環境

ペン回しの動画で1番最初に目に入るのはペン回しはもちろんそうですが、環境が与える印象はとても大きいと思います。上手くいけば環境だけで「この人は上手い」と思わせることも可能だということです。例を見ていきましょう。(完全に私の好みで載せていきます、なんであいついないんだよとかあればすみません教えてください)

 

JapEn8th-Lost氏

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JEBサミットでHALさんが言ってましたね、静止画でも上手いとはこのこと。手の甲側からさす太陽光と肌色の背景が相まって非常に神々しい印象を受けます。キャップがギラギラと光っており低画質ならではの味を出しているのもポイント。

 

Iris氏

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このソロの動画全部いいので必見。太陽光の使い方が上手すぎる…ペン、手ともに非常に美しく映っています。特にmoonzを使用している動画は軸の青色、キャップとグリップの灰色が映えすぎていてます(普通はこんな映えない…)。

 

Tumurability-kabu氏

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 青サンバと言ったらこの動画。肌色の背景により手が非常にきれいに見えてなおかつ青サンバが非常に見栄えています。照明の当たり方が全体に均等に当たっているため、とても見やすく見た瞬間に引き込まれます。ちなみに茶色の木目デスク背景の動画もすごくいいので必見です。

 

 JapEn9th-mind氏

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黒いデスクと白サンバの対比が美しい動画。インフィならではの大きな軌道が見やすく美しさの中にも迫力が存在しています。映像全体を見ても太陽光の白とデスクの黒でモノトーンで構成されているためすっきりとしており、非常に見やすくなっています。

 

 

 

・完成度

環境に次に印象に残りやすいのが完成度(だと私は思っております)。完成度はペン回しの数ある評価項目の中でも一目見てわかるものだと思うので、完成度を押さえておくことは必須だと考えます。上手い人の動画って出てきた瞬間に「ウマッッ」てなりますよね。(逆にがたつきやふらつきがあればすぐばれますよね…)

 

JapEn9th-eban氏

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完成度と言ったらこの人、始動のソニひねで上手さを確信する動画です。ペンが描く円軌道や指使いが非常に美しく非の打ちどころがありません。ebanさんは他の動画も非常に上手く、特に指使いはかなり参考になると思うので指使いで悩んでいる方は必見です。

 

Juzzle 4th-Mesi氏

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めちゃめちゃ難しいことをやっているのに完成度が高すぎて気づけないというぶっ飛んだ例がこちら。新しい技や複雑な技が初見だと伝わりづらい一面を有り余る完成度でぶっ飛ばして万人受けを勝ち取ったのがMesiさん。完成度を極めれば様々なスタイルを万人受けまで昇華できるということを示していると私は思います。

 

JapEn15th-iroziro氏

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ごまかしのきかない超高画質ですら貫通する超完成度。序盤の1.5zccや見せ場の切り返し、つなぎから締めまでにいたる技に一切のブレがなく、高い難易度と完成度を両立させているバケモンFS。ここまでくると何も言えないですね…。

 

WT19(R4)-Drowsy氏

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全編ヤバ技で構成されているにも関わらず他の追随を許さない完成度の動画。Mesiさんと同様にやってる技やコンボのほとんどが新規性の高いものにも関わらず、さも簡単そうに行っているのでいい意味で違和感を感じさせない動画となっております。見たことない技をここまで自然に使える技術力は本当に凄い。(ちなみにこの動画環境も良すぎたので、環境と完成度どちらで取りあげるか迷いました。)

 

 

・構成

良い第一印象を勝ち取るうえで構成も非常に重要だと私は考えます。見せ場の引き立て方やテンポ、流れなどたくさん要素があります。ただ構成といっても正解は一つではないので例を挙げながら見ていきます。

 

JapEn13th-Iteza氏

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構成といわれて一番に浮かぶのがこの動画。全体的に解析しにくい複雑な技で構成されているもののそれを流れの良さや密度の高さ、無駄のなさで完全にカバーしています。始動から中盤までの流れるような高密度のコンボ、fxxkでの見せ場から切り返してこれでもかといわんばかりの畳みかけ。キューブで締めるかと思いきやカージオイドからのダメ押しの22がいい意味で予想を裏切っているので強烈なインパクトを残しているかと思います。また全体を見ても流れがよく見ていて気持ちがいいのもポイントです。


PWT17 R2-Beige氏

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インフィで構成と言ったらこの人。つなぎの技がインフィで構成されているからこそ見せ場のカウンターやカージオイドがより際立って見えます。切り返しからから大きな動きで締めに向かう流れも視覚的快感があるため全体を通してみていて気持ちがいいです。インフィがわからない人でもこの動画はすごいと感じることができる動画だと思います。

 

JapEn8th-hash氏

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流れの気持ちよさで他の追随を許さないのがこの動画。切り返しのタイミングや見せ場のタイミング、締めの畳みかけなど非の打ち所がないです。特に手の甲に乗せてタップで切り返すところからの畳みかけは圧巻。hashさんの動画はどれも流れがとてもいいので他の動画も必見です。


echoes:-rpzn氏

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Itezaさんとは逆で非常に簡単な技で構成されているにも関わらず非常に見ごたえのあるFS。二回行われるフェイクトソニック、ノーマルのコンボが非常に良いテンポを作っており見ていて気持ちがいいですね。締めに向かう流れも良く、全体を通してみていて気持ちいいものとなっていると思います。基礎技だけでここまでできるんだなという気づきをくれるFSだと私は思います。

 

Dance above the Froor-Noel氏

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非常に短い秒数ながらもそれを感じさせない一本。中盤のタイ式技を筆頭に新規性と迫力のある技が非常に高い密度で構成されており最初から最後まで驚きを感じることができるFSです。私もこれになりたい…

 

JapEn15th-Malimo氏

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切り返しを多用しながらも流れが存在している特殊な例。中盤のソニひねカウンターが終盤の切り返しとのリズムの調和を生んでいるのに加え、終盤の切り返しと締めのリズムすら合っているという職人芸。切り返しそのもの一つの流れとなっているためテンポも良く見ていて非常に気持ちがいいですね。普通これをやろうとすると破綻するので、並大抵の構成力がないとできないものだと私は思います。

 

 

 

以上のことを踏まえてを自分なりに意識するとこうなりました。

 

JapEn14th-fukrou

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・環境→太陽光を効果的に使い全体的に明るく見やすいようにしました。ペンと背景の色も対になるようにしました。

・完成度→見せ場以外のインフィでは腕が動かないようにして技のブレを極限まで減らしました。

・構成→序盤中盤終盤の見せ場が引き立つように見せ場を三つに絞りました。締めも見せ場から一気に畳みかけることを意識しました。

 

WC2020-fukrou

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・環境→黒いペンが見やすいように肌色の背景を選択、アングルは全ての技が見栄えるように真上からを選択しました。

・完成度→難易度の高い技でも技のブレが生まれないようにしました。

・構成→大会用のFSなのでこれでもかと詰め込みながらも、序盤の新規性の高い技、中盤の切り返し直後の見せ場、最も大きい動きの締めと見せ場が一目でわかるように意識しました。

 

 

 いかがだったでしょうか。例では第一印象を得るうえで必要な項目を押さえている方々を個人的な主観・好みで挙げてみました。(もはや好きな動画紹介になっている気もする…)

最終的に何が言いたいのかというと、「第一印象で見られやすい環境・完成度・構成を押さえておけば、良い評価を貰える近道になるのではないか」ということです。

FSを組む上では第一印象がどうとか関わらずに環境、完成度、構成は重要になってくると思うので皆さんも意識してみてはいかがでしょうか。

 

少しでもこの記事が皆さんのお役に立てれば幸いです。稚拙な文章であったと思いますが、最後まで読んでいただきありがとうございました。